2010年、取引所取引でオーストラリアドルが人気

2010年、取引所取引でオーストラリアドルが人気

日経新聞によると、FX(外国為替証拠金)利用者の中で、2010年は中長期投資を目的とする豪ドル投資が増加し、オーストラリアドルの人気が高かったようです。

「くりっく365」では2010年、「豪ドル・円」の売買が前年のほぼ倍に拡大。

売買高は約27兆円で「ドル・円」を約3兆円ほど上回り、「豪ドル・円」は「くりっく365」の中で売買が最も活発な通貨の組み合わせとなりました。

◎「くりっく365」で豪ドルが人気な理由

  • 「くりっく365」が取引所取引の代表的な商品であるから。(運営は東京金融取引所)
  • 取引所取引は取引所で決まった価格を売買するタイプで、業者が決めた価格で売買する店頭取引と違って普通は手数料をとられるため、頻繁な売買には向かない。
  • 取引所取引は他に多くの所得があっても利益にかかる税率が一律20%という税制優遇が認められている。
  • 所得や金融資産が多い人などが、中長期投資目的で使う例が多い。

このように、取引所取引が税制優遇が認めれている結果、中長期投資を目的として、FXでオーストラリアドルの人気が高くなっているということがあります。

さらに、次のような理由もあるようです。

  • 2010年はオーストラリアの景気が好調で、金利が上昇した。
  • 中央銀行の政策金利は年初3.75%から年末に4.75%に上昇。
  • 豪ドルを買うと、政策金利が事実上ゼロのドルなどでは期待できない多くの金利収入を得られた。
  • 円・豪ドル相場も5月のギリシャ危機の影響で1豪ドル=72円まで下がったが、その後は上昇し、12月には1豪ドル=83円まで回復し堅調だった。

つまり、ある程度継続的に豪ドルを保有し、金利収入と値上がり益の双方を享受しようと考えた取引所取引愛好家の間でオーストラリアドルの人気が高まったということがあるようです。

一方、シェア9割強の店頭取引では「豪ドル・円」の売買高は、「ドル・円」の6分の1程度ほどだそうです。

店頭取引では、手数料の無料が普及し、短期の値上がりを狙う利用者が多いので、金利が低くてもドルなどを好む傾向が強いそうです。