円高や日本国内の超低金利を背景に、個人の外貨投資が加速。その結果、2010年のFX取引(外国為替証拠金取引)も前年に比べて5割超と伸びています。
海外の機関投資家も日本の個人投資家のことを「ミセス・ワタナベ」と呼び、動向を注目。
「ミセス・ワタナベ」は積極的にFX取引をする日本の個人投資家の総称です。
なぜ、「ミセス・ワタナベ」と呼ばれるかというと、「ミセス」つまり「主婦」のFX投資家が日本には多いからです。そして、「ワタナベ」は日本人に多い姓だから「ミセス・ワタナベ」を呼ばれているのです。
海外の市場関係者たちは、2007年ごろから「輸出入業者」や「機関投資家」を並んで「ミセス・ワタナベ」を為替相場に影響を与える存在として注目しています。
個人投資家は「ドル売り・円買い」が急速に進む円高局面でも「円高は行き過ぎで、そろそろ円安に振れる」と見て、外貨預金を増やす「逆張り」をする人が多い傾向にあります。
2010年11月には1ドル80円台前半まで円高が進み、外貨預金残高は目減りしてもおかしくない状態でしたが、日銀の統計によると、ほぼ横ばいだったそうです。
その結果、市場関係者は「個人投資家が円高を食い止める一定の役割を果たした」と見る人もいました。
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個人が証拠金を預けると、その50倍までの外貨を売買できる金融商品。
1998年の改正外為法で解禁された。
業者が決めた価格で売買する店頭取引と、取引所で決まった価格で売買する取引所取引がある。
多額の元手がいらないため、若者や主婦の間でも人気。
FXを手掛ける個人について、日銀は2008年のリポートで「国内外の機関投資家や輸出入企業、ヘッジファンドなどと並ぶ外為市場の主要参加者」と位置づけていた。
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